一つ上の投資家を目差して

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最近シャープが鴻海から資金援助を受ける話が話題になっていますが、そういったのは気にせず本日もシャープの比較分析をしていきます。

 本日は損益計算書の五つの利益を比較します。
◆五つの利益
日本の会計基準では損益計算書に五つの利益があります。
売上総利益、営業利益、経常利益、税引き前利益、当期純利益の五つです。

ざっくり解説すると
・売上総利益は売上高から原価を引いた利益です。つまり商品から稼いだ利益です。
・営業利益はさらに営業費用を引いた利益です。つまり会社が本業で稼いだ利益です。
・経常利益は本業以外の活動の損益を足した利益です。つまり財務的な稼ぎと損失をプラスした利益です。
・税引き前利益は一時的な利益や損失を合わせた利益です。つまり税金を支払う前の利益です。
・当期純利益は最終的に稼いだ利益です。
売上高純利益率は20%以上は競争優位性を有した優良企業で、10~20%はグレーゾーン、そして10%以下は熾烈な過当競争の業界に属している競争力のない企業といわれています。

海外では経常利益に該当する項目がありません。日本では経常利益を重視しますが海外では本業の儲けである営業利益が重視されます。つまり海外では経常利益の項目を厳格に本業の利益とそれ以外に分けています。一般論として海外基準の営業利益は日本より臨時的な要因に左右されやすく、日本基準の営業利益よりも低水準となりやすいといわれています。残念ながら今回比較する3社にこの一般論は適用されません。

◆五つの利益
シャープ 百万円
シャープ 五つの利益

シャープ 五つの利益 比率

シャープ 五つの利益 グラフ

シャープ 五つの利益 比率 グラフ


シャープは他の2社より利益の額がはるかに下回っていることがわかります。つまり今まで見てきた通り売上原価が大部分を占め、残りを固定費が占めている状態です。
売上高に占める利益の割合はおおよそ3%程度です。シャープがまだ調子が良かった2005年から2008年の間でたった3%の利益しか得られていません。そしてその後は残念ながら赤字の額が凄まじく10年間の利益の総額を上回っています。

アップル 百万ドル
アップル 五つの利益

アップル 五つの利益 比率

アップル 五つの利益 グラフ

アップル 五つの利益 比率 グラフ


アップルはシャープと比較すると売上高に占める売上総利益は40%に達し純利益ですら20%を越えています。10年前ですら10%もあります。極端な話シャープと比べて利益の使い道が毎年約3倍用意されていることになります。
また純利益の10年間の年間増加率は約40%です。

サムスン 百万ウォン
サムスン 五つの利益

サムスン 五つの利益 比率

サムスン 五つの利益 グラフ

サムスン 五つの利益 比率 グラフ


サムスンは売上に対する売上総利益の比率は40%程度で純利益の比率は11%とアップルの半分程度です。
これは総合家電メーカーの高コスト体質に起因するものと思われます。
ここでもっとも気になるのが税引き前利益と当期純利益の差が前2社に比べてほとんど無いことです。これは昔から指摘されている韓国での大企業優遇税制により法人税がとても低いことが原因だと思われます。競争力の源泉とまでは言えませんが高い競争力の要因にはなっているとは思われます。
詳細はコチラ
こちらの純利益の増加率は年間約11%です。

◆3社の比較
恒例のドル建て比較です。
ドル建て純利益推移

ドル建て純利益推移 グラフ


最初から見てきた通り、この比較は今までの結果でしかありません。
あまり考察することもないので今回はここまでとします。

感想としましてやはりアップルは損益計算書だけ見ても競争優位性を有している企業だということがわかります。シャープが復活するのに必要なものを持っていると思われます。
サムスンもシャープよりはるかに高い競争力を有していますが総合家電メーカーらしい高コスト体質(コストカットのしやすさは違うと思いますが)なので参考になるかは貸借対照表の内容次第だと思われます。

損益計算書はここで区切ります。
次回から財務諸表の貸借対照表の分析をしていきます。
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